作品名：恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる
契約だから超えられない、ヒロインの恋心に注目の作品。
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作品情報
著者：夏乃実先生
イラスト：ふーみ先生
出版：角川スニーカー文庫（2020年12月26日発売）
登場人物紹介
斯波龍馬：両親を亡くし、社会人の姉と暮らしている大学2年生。家族想いの優しい青年で、姉の負担を減らすため、家事全般を行い、バイトも掛け持ちをしている。
おしゃれをしたらイケメンだが、普段は女性にモテたい願望があまりないため、地味な恰好をしている。
柏木姫乃：幼い顔立ちで可愛らしい美少女の大学１年生。高校のとき、罰ゲームの告白対象にされ傷つき、恋愛に臆病になっている。普段は、にぎやかな親友２人といることが多く、親友から恋人代行サービスを聞き申し込む。
学業以外は書籍化された有名漫画家として活動している。
神宮愛羅：ちょっと派手な金髪ギャル。整った顔立ちで容姿も良く、同級生の男子にモテるが、同世代の異性にあまり関心がない。本屋でバイトをしてた龍馬になつき、龍馬に会うため、本屋に通うようになる。両親が仕事でほとんど家におらず、１人の時間が多いため、孤独を感じている。
あらすじ
大学２年生の斯波龍馬は、高時給のバイトを探していた。
母親は幼い頃、病死し、父親が過労死で亡くなってしまったため、社会人の姉カヤと二人で暮らしていた。
姉が生活費と竜馬の学費を稼ぎ、竜馬が家事を担っていたが深夜、遅くに帰る日が続いても一切辛さをカヤは見せず、心配させないようにしてるの知っていた竜馬は、少しでも多くお金を稼いで負担を減らしてあげたかった。
そんなある日、友人から恋人代行のバイトを紹介され、不安を持ちながらも合わなければやめたらいいと思い、申し込んでみることに…
時を同じくして、大学１年生の柏木姫乃は、親友から「彼氏欲しくない」と、
良く聞かれ、頑なに興味ないと否定をしてたが、恋人が欲しかった。
高校時代に嫌な思い出があった姫野は、恋愛に臆病になっていたが、
学内で見かける恋人たちの幸せそうな様子を見て欲しくてたまらなかった。
そんなある日、親友から恋人代行サービスのことを教えてもらい、ある程度評判のある会社が仲介してくれて安心と知った姫野は恋人代行サービスに申し込み、偶然にも竜馬と姫野はデートすることになる。。
恋人代行サービスの当日、待ち合わせ場所にいき、お互い緊張しがら顔合わせをするもお互い印象良く、話も穏やかにはずみ、手をつないだり一緒にタピオカを飲んで時間を過ごしていく。
竜馬が席を外し姫野が待っていると、姫野は親友2人と出会ってしまい、親友2人からどうしてここにいるか、誰ときているのか、聞かれうまく説明できず困っていると、竜馬が戻ってきて、恋人だと嘘をついてくれる。
姫野を助けるため、本当の彼氏のように振るまってくれる竜馬に好感を抱き、姫野はまたデートをしたい、会いたいと思いを告げ、約束を交わすのだった。
契約の恋人から始まる甘くてじれったいリアルラブコメ開幕！
オススメポイント
この作品の魅力は、二人のヒロインの可愛らしさで、主人公に初々しい恋ごころがしっかり表現されていて、主人公を好きになっていく変化が魅力となっています。
お金欲しさの恋愛なので、主人公の汚いところ出るのかなと思っていましたが、トラブルになって困ってるヒロインに真摯に向き合い、彼女の気持ち・立場に沿って接してたところにも好感をもてました。
契約だから超えられない、このもどかしさをどのように超えてどんな結末を迎えるか、気になる作品となっています。
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