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猫又ぬこ先生『俺のクラスに若返った元嫁がいる』初恋の再び!元嫁との距離が縮まる!? 〜俺のクラスに若返った元嫁との日々〜

 

作品名:俺のクラスに若返った元嫁がいる

※本記事は広告を含んでいます。

 

【作品情報】

著者:猫又ぬこ先生
イラスト:緑川葉先生
出版:講談社ラノベ文庫(2022年2月28日発売)

【登場人物】

黒瀬航平

ブラック企業に勤務する社畜。面倒見が良く相手のことを気に掛ける青年。

鯉川柚花

気が強くて切れやすく人見知りだが、一途な努力家で困っている人がいたら手を差し伸べる優しい女性。

【あらすじ】

物語は航平と柚花の二人が離婚届を役所に出して帰宅するところから始まります。

「後悔しても遅いからな」

「泣きついたって知らないからね!」

言い争いをしながら、道路沿いを帰る2人、

航平は前の会社が潰れて、ブラック会社に勤めることになり、家に帰れず、仕事漬けの日々が続き心身ともに疲弊して、柚花のやりとりが煩わしくなっていき、

一方、柚花は航平が仕事ばかりで家庭を顧みないことに不満を持ち、気が強い性格できつい口調になりがちのため、喧嘩が絶えなくなり、お互いの感情が収まらず、離婚してしまう。

帰り道も喧嘩は収まる様子はなく、耐え切れなくなった航平は自宅に帰らず、ネカフェに泊まると言って一人歩きだし、今までの思い出が急に頭によぎり、柚花のほうへ振り向くと車が柚花に突っ込む姿が見えて、助けようとするが、二人とも轢かれてしまう。

「いってぇ」

と目を覚ますとなぜか実家のベットで、制服姿の幼い妹、若返った両親がいて困惑し、そして、今日が高校の初登校日だと告げられ、過去へタイムスリップしたことを理解する。

航平は登校途中、高校時代の記憶をめぐらし、柚花と同じクラスになること、同じ大学に進学し接点を持つようになること思い出し、高校では関わらないことと同じ大学に進学しないことを決意します。

朝のホームルーム、入学初日でお決まりの自己紹介があり、航平は当たりさわりのない自己紹介を行い、クラスメイトの面々が自己紹介をしていき柚子の番が近づくにつれ、以前、上がり症の柚花のために就職面接の練習をしたことを思い出します。

そして、柚花の自己紹介が始まると、

「霧島中学校から来ました。黒瀬柚花です。」

旧姓鯉川ではなく、航平と同じ黒瀬の苗字を自信満々に名乗り、教師が指摘するまで名乗り直さなかった様子を見て、柚花もタイムスリップしたことに航平は気づきます。

気まずさを感じながらも、こちらがバレなければ問題ないと思った航平は早々に学校から帰宅し、近くの書店に行きます。

すると書店に柚花がいて、航平に気づいた柚花が近づいてきます。
航平は辛そうに自分の顔を見る柚花の顔を見て、挨拶せず横を素通りしようとすると、

「黒瀬くん…だよね?」

「黒瀬くんってどんなゲームするの?」

「あたしもゲーム好きだから教えてほしいな!」

柚花は積極的に話かけてきて、航平は自分のことが大嫌いで話しかけられないだろうと考えていたため、困惑します

久しぶりに柚花の笑顔を見て航平は少し心を動かされるが、離婚時期の柚花との喧嘩の日々を思い出し、足早にその場を立ち去ります。

航平がしばらく時間を潰し、書店を出るとちょうど雨が降り雷の音が鳴りはじめため、急いで家に帰ろうとすると家の前の公園で雷に怯えて縮こまっている柚花を見つけます。

もう関わらないと決めたからと言い聞かせ、気づかないふりをして立ち去ろうとするが、雷が苦手で都度、自分を頼りにしてた柚花のこと、そして、雷鳴が上がるたび、小さな悲鳴を上げている柚花を見て、声をかけることにします。

傘を持ってない柚花に、傘を貸すから一緒に自分の家まで帰ろうと声を掛けます。

今1本しか傘がないため、航平は傘を渡そうしますが、柚花は相合傘を提案してきて…航平は断ろうとしますが恥ずかしくて照れ隠しをしていることを見抜かれ、からかわれたため、しぶしぶ相合傘で帰ることにします。

途中、歩幅のペースが合わず、柚花が航平の腕にしがみついたので、自分の歩くスピードが速かったことを柚花に謝ると、

「ありがと!気を遣わせちゃってごめんね。」

素直にお礼を言われた航平は動揺し、心が落ち着かなくなります。

そして、仲がよかった頃、いつも柚花が折り畳み傘を持っていて、お互い相合傘が好きで航平がわざと傘を忘れていたことを思い出します。

自宅に着き、傘を渡し、早々に柚花を帰そうとすると大きな雷鳴がなり、柚花にしばらく、雨宿りさせてほしいと頼まれて、航平は泣きそうな顔をしてる柚花の頼みを断れず、母親と妹がしばらく帰ってこないことを確認して、自宅に上げます。

共通の趣味が多く、お互いゲーム好きなので、一緒にゲームをしていると結婚生活の楽しかったころを思い出し、あっという間に時間が過ぎていきます。
そして、妹が帰ってきた声がして、航平も柚花も現実に引き戻され、柚花と妹佐奈がなかよしになることを知っていた航平は、これ以上関わりを持ちたくなかったので柚花を隠します。

しかし、玄関のシューズラックに隠したローファーを見つけられ、すぐあとに帰ってきた母親と妹に問い詰められ、航平は白状し柚花を紹介します。

柚花と母親、妹佐奈はあっという間に仲良くなり、柚花の名前を聞いた佐奈はどこかで聞いたと話しだし、

「兄ちゃんの嫁だ!」

と言い出します。転生初日の朝、目覚めたとき「柚花は自分の嫁」、「柚花は事故にあい無事なのか」と佐奈に話したことを柚花に話します。

そして、柚花を家に送る帰り道、柚花にタイムスリップのことを問い詰められ、航平は正直にタイムスリップしたことを告げます。

柚花はそれを聞いて恥ずかしくなり、ずっと黙っていたことを怒り、航平は関わってきてストレスだったと告げて喧嘩になってしまい、ヒートアップした二人はお互い関わらないと告げ、別々の道を歩き始めます。

しかし、お互い同じ趣味、同じような思考をしてる2人は行く先々で出会ってしまい、

同じ時間を一緒に過ごしていく。

そして、楽しかった頃を思い出し1人よりも2人のほうが楽しいと気づいていく…離婚から人生やり直しの恋物語が始まります。

【オススメポイント】

この作品のオススメポイントは、作品の内容を純粋に読者として楽しめるだけでなく、実生活と重ねて見つめ直しを無意識にしてて、妻もしくは旦那に優しくしないといけないなと思える作品になっています。

未婚の方でも将来、結婚したらこうゆうにしたい、なりたくないと思える場面があり、将来のパートナーへの接し方を変える一つ視点になるかもしれません。

共感できるところも多く、夫婦仲が崩れる例の一つとして、十分ありえる話になっています。

世間体等を気にして、急いでブラック企業に勤める→会社のために生活するところは私自身と重なる部分があり、すごい共感して見れました。

他の作品と異なり言い合いをしているシーンが多いですが、お互い相手のことが好きなんだなとわかるようになっていて、激しく言い合って嫌みを言っても、お互いのことをしっかり気にかけているところが温かく見れます。

一風変わった離婚してタイムスリップしたからこそ見れる恋物語。

ぜひ気になった方は読んでみてください。

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