作品名:俺のクラスに若返った元嫁がいる2
最愛の人に忘れられること【それは世界で「独りぼっち」になること】
【注意】1巻を読まれた方前提に記載してます。
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作品情報
著者:猫又ぬこ先生
イラスト:緑川葉先生
出版:講談社ラノベ文庫(2022年11月2日発売)
【登場人物】
黒瀬航平:ブラック企業に勤務していた社畜。面倒見が良く相手のことを気に掛ける青年だったが、仕事で心病み、柚花に厳しく当たってしまう。
鯉川柚花:気が強くて切れやすく人見知りだが、一途な努力家で困っている人がいたら手を差し伸べる優しい女性。甘えたがりだが、素直になれないところが災いし航平と喧嘩してしまう。
【あらすじ】
離婚届け提出の帰り道、交通事故に遭い、高校性にタイムスリップした航平と柚花。 柚花と関わらない人生を歩もうとしていた航平だったが、似た者どおしの二人は行く先々で出会い、同じ時間を過ごし心地よさを思い出し再び柚花に惹かれる。
再び、柚花に恋したことを隠しとおす航平だったが、柚花も航平のことが好きで、両想いだと知り、嬉しくまた柚花と一緒になりたい気持ちと離婚した未来の不安で迷い、復縁しようと言えずにいた。
また険悪になれば、友達のままでいればよかったと後悔するんではないかと迷い続けた航平に、柚花は
「喧嘩するたびに仲直りすればいい」
と言いい、航平の不安を解消し復縁するのだった。
それから、当時の夫婦生活のような恋人生活を送る2人、 お互い好きなゲームやアニメを見て語り合ったり、 1人暮らしの柚花の家に泊まって、1つのベッドで一緒に寝たり、ぶきっちょながら幸せなやり直し生活を送っていた。
そんなある日の夜、柚花から航平に将来の結婚や子どもについて語られる。
航平は子どもができたときの喜びや理想の父親像について考え、将来を楽しみするのだったが、柚花から父親の挨拶について話が出て表情が曇る。
柚花の親は、柚花が幼いころ母親が病気で他界し、父親(片親)に育てられ、 父親が柚花にとって、心許せる唯一の家族だった。
タイムスリップ前、父親への挨拶をしたとき、 航平は柚花にとって、父親がどんなに大切か理解していたため、入念に準備していた。
しかし、事前の準備も虚しく、柚花の父親は、対面直後、「挨拶もないままお前に娘はやれない」と言い放ち、柚花の腕を掴み、無理やり連れて帰ろうとする。
航平が引き留めようとすると、航平をテーブルに押し倒す、
柚花の父親のあまりの行動に腹がたった航平は、柚花の父親と殴り合いになり、それがきっかけで、疎遠になる。
この一件があり、柚花は父親から結婚を強く反対され、父親か航平か選択を迫われ、航平をとり、父親とは絶縁関係になってしまう。
父親以外身寄りのいない柚花は、航平の家族に親の紹介もできず、結婚式も柚花側は誰もいない辛い想いを抱えてしまう。
将来の話をしたこの夜、父親からきたメールを見て、過去のできごとを思いだし、不安に駆られ怯えるのだった。
翌朝、先に目を覚ました航平は、一緒に朝食をとろうと柚花を起こすと、
目を見開き、怯え叫びちらかす柚花。
航平は柚花を落ち着かそうするが、
「落ち着けるわけないじゃない!どうして私の部屋にいるの!どうして私のジャージを着ているの!」
嫌な予感がよぎり、すがりつくように確認する航平。
しかし、
「知るわけないでしょ!あんた誰なの!」
怯えながら泣き叫ぶ彼女を見て、そんな彼女を見るのが辛い航平は彼女の家を後にするのだった。
航平は学校で、柚花に思い出の写真や画像を見せ、思い出してもらおうとするが、
盗撮等疑われストーカー扱いされ、タイムスリップの話をすると頭のおかしい人扱いをうけてしまう。
絶望する航平だったが、記憶喪失の原因に将来不安が大きく関係していることがわかると、記憶喪失前夜の柚花の様子から予想を張り巡らせる。
そして、1から彼女と仲良くなり、記憶をよみがえらせるため、思い出の場所に行くことに。
これは若返った夫婦が本当の幸せを掴む物語、第2弾開幕。
今回の見どころ
・航平と柚花の愛の深さと思いやる2人の様子に心が温まり、 「お互いを思いやることの大切さ」 を考えさせられる作品。
・航平と柚花が、以前、パートナーことを想って行動してたことが明らかになり、ニヤニヤしたり、ほっこりしたりして面白い。
・航平が柚花と幸せになるために、柚花が航平と幸せになるために必死に抗う姿に感動の嵐です。
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