作品名:貴族令嬢。俺にだけなつく2
【ご注意】1巻を見られた前提での内容記載です。
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【作品情報】
著者:夏乃実先生
イラスト:GreeN先生
出版:ファンタジア文庫(2023年5月20日発売)
【登場人物紹介】
ベレト
侯爵家の息子として転生した主人公。かつては、傲慢な態度が原因で悪評を受け、嫌われ者だったが、転生後は現代人らしい振る舞い(礼儀や感謝)に気を配ることで、貴族の令嬢や侍女たちから好感を持たれるようになる。
エレナ
伯爵の令嬢。身分にとらわれない素晴らしい人柄と美しい容姿から、男女問わず多くの人に人気がある。
以前はベレトのことを良く思っていなかったが、周囲への接し方の変化や弟の悩み解決などを通じて、ベレトの他者への思いやりや頼りがいを実感し、彼に惹かれていく。(イラスト)
シア
べレト専属侍女で、明るく純真な心の持ち主。 以前はべレトからひどい扱いを受け、つらい思いをしてたが、転生後、べレトが自分を大切にし、自分の気持ちを気をかけてくれる様子に触れるうちに、使命感から別の感情へと変わっていく。
ルーナ
本食いの才女と呼ばれる貴族令嬢。読書以外関心がなかったが、べレトと一緒に読書や会話をするようになり、べレトの人柄の良さやふるまいを見て関心を持つようになり、デートをしてべレトへの好意を自覚していく。
あらすじ
シアが自分のあげたネックレスと髪飾りを喜んでくれていることに、べレトが嬉しくニヤニヤしていると、エレナから話しかけられる。
エレナは、父親からべレトにお屋敷への招待状を渡すよう頼まれ、それをべレトに渡そうとする。
しかし、べレトにはエレナの父親との接点がなく、招待される理由に記憶がなかったため、べレトは不安になる。
事情を聞くと、休日にルーナとデイナーをした際、身分の高いべレトが料理をすることが話題になり、
この貴族社会では、料理は身分の低い人が担当する仕事と見なされているため、べレトがなぜ料理をするのか、ルーナは気になっていた。
べレトは料理の仕事に身分は関係ないこと、使用人が体調崩したときにサポートできることを話し、偶然その場に居合わせたエレナの父親がこの話を聞き、大変関心してぜひ会って話をしたくなったとエレナから経緯を聞かされる。
紋章入りの手紙を見て、エレナの父親の本気度がわかり、落ち着かなくなるベルト。
手紙を1人で開けるのが怖くなったベルトは、エレナに一緒に帰り手紙を見てほしいとお願いすると了承をもらえるが、見返りとして何かプレゼントしてほしいと言われてしまう。
べレトは予想していなかった返答に驚きの表情を浮かべると、
「シアにだけプレゼントがあって、私には何もないのは不公平だ」
と要求し、 べレトは何が欲しいのか尋ねると、
エレナはべレトの時間が欲しいといい、
屋敷を訪れた日、父親との会談の後、
エレナは自分の部屋でべレトと一緒に過ごしてほしいと頼む。
べレトは、自室ということにひっかかりを覚えるが、話やすさを考慮してだろうと解釈し了承する。
すると、了承を得られたエレナは上機嫌になった顔を見られないようにそっぽを向くのだった‥
昼休み、いつものように図書館にいき、ルーナを見つけると、
エレナの父親と会うこととその経緯を説明し、
エレナの自室に招待されていることも話すとルーナは驚きの表情を浮かべる。
ルーナはエレナに対して嫉妬と羨望を抱き、二人の仲の進展に不安を募らせるのだった。
甘々学園ラブコメ、第2幕開幕!
今回の見どころ
・ヒロイン同士がお互い意識し情報を得ながら、積極的にべレトにアプローチしていくのが一つの見どころです。
・シアのべレトに対する思いの強さと可愛らしいエピソードが描かれており、ルーナ、エレナのメインヒロイン枠に加わるほどの魅力が描かれています。
・ヒロインたちのアプローチに対して、べレトの鈍さにもやもや感があるかもです。
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