作品名:Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした 3
【ご注意】2巻まで見られた前提で、内容記載です。
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作品情報
著者:友橋 かめつ先生
イラスト:希望つばめ先生
出版:オーバーラップ文庫(2021年6月25日発売)
登場人物紹介
カイゼル
A級冒険者、3児の父。剣術・魔法すべて優秀で、かつて【神童】と呼ばれていた。子育てのため、冒険者を引退して田舎暮らしするが、娘たちが成長し、王都で働くようになっため、娘たちと同居して娘の仕事の手伝い等をしている。
エルザ
長女。S級冒険者で、王国の騎士団長。幼いころから剣術を習っていて、地元の剣術大会では強すぎて、出場禁止にされるほどの腕。
騎士として普段は、気丈に振舞っているが、そのため、カイゼルにうまく甘えられずもどかしい気持ちになること多い。
アイナ
次女。王都の冒険者ギルドマスターで、組織の運営・経営判断力がずば抜けている。冒険者から人気でよく交際を申し込まれるが、どうしてもカイゼルと比較してしまい物足りなく感じ、すべて断っている。
メリル
三女。魔法のスペシャリストで、「賢者」と呼ばれており、王都の魔法学園に通いながら、魔法の研究も行っている。怠け者で甘えん坊の性格をしているため、カイゼルにくっつきすぎて困らせるが多い。
レジーナ
カイゼルの元冒険者のパーティーメンバー。A級冒険者で、当時カイゼルのライバルで、どちらが先にS級冒険者にあがるか注目されるほどの実力者。性格は、気が強く豪胆で、物事をはっきりという性格。
エトラ
カイゼルの元冒険者のパーティーメンバー。魔法使いとしての才能が秀でており、カイゼルが才能の差を感じ、魔法の道を諦めるほどの実力者。世間が嫌いで、基本、自分のためにしか魔法を使わない。
あらすじ
王都襲撃事件を無事、乗り切ったカイゼル親子は日常に戻っていた。
エルザと剣の打ち合いをして、アンナのギルドの手伝いをし、メリルの魔法学校の臨時時講師をこなしていると、学園長のマリリンから王都襲撃事件の犯人の目星について話になる。
襲撃してきた魔物は、転送魔方陣により召喚されており、それも災害級の魔物が召喚されていたことから、メリル級の大魔導士だろうと予想し、
かつてカイゼルとパーティーを組んでいた魔法使いエトラの名前が出てくる。
エトラの魔法の実力が高かったのもあるが、世間を毛嫌いしており、他人の為に魔法を使うことはなく、自分のためだけに使うイメージが強かった。
エトラのことを考えて黙っていると、生徒のほうからヤジが飛んできて、ヤジを飛ばした人物を見るとエトラがそこに座っていた。
王都襲撃事件の犯人候補が突然現れ、生徒たちに緊張が走る。
そんな中、カイゼルが魔物を召喚したのはエトラか確認すると、あっさり認めるエトラ。
王都を襲撃した理由を聞くカイゼルだったが、ギャンブル好きのエトラは、勝負に勝てば教えると条件をつけてくる。カイゼルが魔法学園で講師をしていることから、同レベルの生徒をエトラとカイゼルがそれぞれ指導し、魔法の上達具合でどちらが教えるのがうまいかという勝負を行う。
エトラには人に何かを教えるのがものすごい苦手という無自覚な短所があり、カイゼルが圧倒的有利と思われたが、協力するとメリルが絡んできて大衆の面前で芸を一緒に披露しに行く事態になったり…
父親を愛しすぎる娘たちとハイスペックな父親送るファンタジー3幕開幕です!
ここが見どころ
・メリルを中心とした学園のエピソードで、メリルの自由奔放に振り回される同級生の話がふんだんに書かれています。甘えん坊の娘メリル好きにオススメの回です。
・エンシェントドラゴンが言ってた謎、エトラが魔物を召喚した謎、メリル、アンナ、エルザの正体などがわかっていき、大きく物語が進んでいきます!
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